簿記3級を受けるのに、合格できるか不安になりますよね。
そこで今回は、簿記3級合格した私が、試験前と試験中でやっておきたいことを解説します。
試験前には、持ち物の準備と十分な睡眠、間違えやすい問題を確認することが大切です。
試験中で問題を解答するときには問題文に線を引いて、計算は電卓で行い、問題の解答後には必ず見直しを行うことが大切です。
試験中の問題の解き方は第1問→第3問→第2問の順番で解きます。
それらの詳細は、これから説明するので、是非最後までご覧くださいね。
以下の条件に該当する方が記事を読むのにおススメです!
・1ケ月以内に簿記3級の試験を控えている
・まだ試験に不安がある
・今後、簿記3級の試験を受けるときに、対策することがわからない
この記事を読むことのメリット
・試験前と試験中にやっておきたいことが理解できる
・合格に近づけるノウハウを理解できる
試験前にやっておきたいこと
簿記3級の試験前にやっておきたいことには、いくつか重要なポイントがあります。
1.持ち物に不備がないか確認する
2.睡眠と休養は万全に
3.間違えやすい問題を確認する
持ち物に不備がないか確認する
簿記3級の試験前には、持ち物を十分確認します。
受験票、身分証明書(マイナンバーカードなど)、筆記用具、電卓が揃っているかを確認しましょう。
また、試験当日に持参するべきものをリストアップしておき、必要なものを見逃さないようにします。
睡眠と休養は万全に
試験の前夜には、十分な睡眠を確保することが重要です。
睡眠不足は集中力や記憶力に影響を与えるため、試験当日のパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。
とはいえ、緊張しているとなかなか寝付けないのではないでしょうか。
私は緊張して寝れないときは、リラックスできる音楽や好きな音楽をかけてます。
音楽を聞いているうちに、眠気が強くなるのでかなりおススメですよ!
間違えやすい問題を確認する
過去の模擬試験や問題集を用いて、自分が間違えやすい問題の傾向を把握しておくことが大切です。
よく間違えやすい問題の例は
1.修繕費と建物の仕訳
2.立替金と預り金の仕訳
3.前払費用、前受収益、未払費用、未収収益の仕訳
※理解が浅いと点数を落とす問題は、試験でかなり出題される傾向が高いです!
特に理解が浅いまたは間違いが多い分野を重点的に復習し、不安要素を解消しましょう。
正しい解答方法やポイントを再確認し、間違いを減らすための対策を講じます。
試験中にやっておきたいこと
簿記3級の試験中にやっておきたいことには、いくつか重要なポイントがあります。
1.計算は電卓で行う
2.最低、1回は見直しをする
3.問題文に線や〇で囲む
計算は電卓で行う
簿記3級の試験では、正確な計算が求められるからです。
そのため、試験中には計算を電卓を使いましょう!電卓を使用することで、計算ミスや時間の浪費を防ぎ、効率的に問題に取り組むことができます。
最低、1回は見直しをする
試験開始から30分経過後に見直しを行うことが勧められています。
なぜなら、30分経過した時点で半分ほど解き終わっていて、計算ミスや理解不足を発見するため。
解答を見直すことで、間違いを修正し、より正確な解答が可能になるでしょう。
問題文に線や〇で囲む
例えば、下記の問題があるとします。
赤は勘定科目に該当している内容を〇で囲む
青は勘定科目の金額に該当している内容に線を入れる
これにより、問題文に記載されている勘定科目が借方か貸方かを正確に理解することで、金額を計算する際にもミスを防げるでしょう。
計算問題においても、与えられた情報や計算式を整理できるメリットがあります。
このアクションは、試験の時間配分を効果的に行い、解答の正確性を確保するのに役立ちます。
試験中の問題の解き方
簿記3級の試験中の問題の解き方には、いくつか重要なポイントがあります。
1.最初に第1問(仕訳)から解く
2.2番目に第3問(決算整理)を解く
3.最後に第2問(勘定記入、先入先出法など)を解く
最初に第1問(仕訳)から解く
試験において最初に第1問から解くことで、良好なスタートを切ることを目指します。
問題を見て、解くのに時間がかかりそうと思った場合はほかの問題を解いて構いません。
まずは、わかる問題から確実に解いて、点数を稼いでください。
そして、問題文を確認し、即座に該当する勘定科目を借方と貸方に振り分けます。
借方と貸方にそれぞれ、勘定科目を振り分けする。
※写真では、そのまま勘定科目を記入してますが、試験では記号で回答します!
そして、金額を以下のように記入します。
1問あたり、解く時間は1分、遅くても2分以内で解答しましょう。
金額の計算は、どれだけ簡単なものでも、必ず電卓を使用します。
2番目に第3問(決算整理)を解く
第2問の配点が20点と低いため、第3問の配点が35点のため、先に第3問を解き進めましょう。
そして、決算整理を行う際には、同じ勘定科目が重複していないか、金額の計算に間違いがないかを確認しましょう。
なぜなら、勘定科目の合計金額が正確でない場合、他の勘定科目の金額計算が誤ってしまう可能性があるからです。
例としては、「貸倒引当金の計算」、「消費税、法人税等」があります。
問題に慣れることで、試験でよく出題される問題に対して自信を持てるように準備しましょう。
最後に第2問(勘定記入、先入先出法など)を解く
直近の傾向では、第2問では勘定記入が多く出題されることがあります。
勘定記入の具体的には、「前払費用、前受収益、未払費用、未収収益」のいずれかを計算する問題が出題される可能性があります。
先入先出法などの内容が含まれる場合がありますが、出題内容が予測しにくく、どの問題が出題されるかは試験時にならないと、わかりません。
それぞれの問題に対して準備を万全にしておくことが理想ですが、最悪わかるところのみで、解答欄に記号を埋めて点数を5点ほど稼ぐ戦略にしても構いません。
私は、2回目の試験を受けたとき(2023年12月のCBT試験)では先入先出法の問題が出題されて、時間を25分ほど費やしましたが、全く解けませんでした。
第2問は取捨選択して、第1問と第3問に重点的に解いて点数を稼ぐ戦略で、合格することも1つの戦略と捉えてもらえたらと思います。
もし、簿記3級の試験に受からなかったら?
簿記3級は非常に特殊な内容であり、受からなくても落ち込むことはありません。
私は3回の試験を受けてようやく合格しました。2回目(2023年12月のCBT試験)は自信満々に試験を受けましたが、59点でした。
試験を落ちた時はプライドがズダズダになり、再受験するか諦めようと考えました。
しかし、試験が終わった後に色々考えて、「せっかく勉強したのに、ここで終わらせたらもったいない」と思い、再度奮起して3回目で合格しました。
3回目で受けたときの点数は82点でした。
また、ここからは個人的な考えになりますが、もし55点から69点の間であれば、1ケ月後に再試験の検討するのもよいでしょう。
おそらく、点数が足りない部分に関しては、試験を受けたあなたならわかるはずです。
足りないと思った箇所を重点的に解き、しっかりと次の試験で合格できるように頑張ってください。
しかし、54点以下であれば、失敗の原因を根本から見直して、次の試験に向けて対策することが重要です。
「精算表の作成の理解がイマイチだった」場合を例とします。対策としては、
1.精算表の書き方を回答をみながら、記入する
2.該当の勘定科目で貸借対照表、損益通算書に金額を記入するのか確認する
3.「1.と2.」を繰り返した後に再度、問題を解く。
上記の内容はあくまで例にすぎませんので、あなたがどの部分ができなくて、点数をとれなかったのか失敗の原因を根本から見直すようにしてくださいね。
そして、間違った問題の内容を繰り返し解くことで、理解を深める努力を怠らないようにしましょう。
諦めなければ、あなたは合格できます!これだけは確実に私から言えることです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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